説明:

カッパドキアはトルコ中央部の半乾燥地帯に位置する地域です。「妖精の煙突」と呼ばれる独特な円錐形の岩で有名です。

ギョレメ野外博物館

ギョレメ谷には30以上の岩窟教会があり、内部に描かれたフレスコ画などを見学できる博物館として公開されています。青銅器時代に穴居人（洞穴に住む人）によって谷の斜面に彫られ、後に初期のキリスト教徒によって隠れ家として使用された洞窟の住居群や、たくさんの岩壁の教会が見られます。

カイマクル地下都市

カッパドキアに残る地下都市の中でも最大級のもの。住居だけでなく、学校、協会、食料貯蔵庫、厨房やワイナリーまで備えられており、長期間生活するための設備が整っていたことがうかがえます。約2万人が暮らしたと考えられています。各階層は階段や傾斜した通路でつながれています。

鳩の谷・ピジョンバレイ

「鳩の谷（ピジョン・バレイ）」はカッパドキアにある渓谷です。この地域は昔から鳩の糞を肥料として使うために鳩をたくさん飼っていたそうです。その鳩の小屋も洞窟住居で、それらの鳩小屋である岩が集まった場所を鳩の谷と呼んでいます。

ウチヒサール

カッパドキア地方で一番高いところに位置する村です。敵の侵入を防ぐ城塞として使われた岩が中心にあります。不思議で個性的な城壁をご覧ください。

アヴァノス

「赤い川」というトルコ最長のクズル川が村の中心を流れ、この川から採れる赤土と粘土を用いた陶芸がとても有名です。ヒッタイト王国時代から現在まで続いています。町には陶器工房が数多く点在し、見学や買物が楽しめます。